採用を業務から文化へ。みんなで人を育てる体制へと変化

採用を業務から文化へ。みんなで人を育てる体制へと変化

業種機械設計業、製造受託業、自動車関連・製造支援業
従業員数300名未満
ご支援内容採用ピッチ資料制作、週次伴走支援

自動車・船舶・航空機など、幅広い分野で設計・解析・検査具の製造を担う、
ものづくりを支える設計エンジニアリング企業・第一技研様。

人事・経理などの総務業務を兼務しながらも、学生一人ひとりと丁寧に向き合う採用を続けています。
そんな同社が「やり方」ではなく「考え方」を変え始め、新しい挑戦をしています。
伴走するのは、広島を拠点とするアトモニのPM・野中。
“人を育てる”へと変化する採用の物語です。


応募数よりも、“惹きつける一人”を大切にしたい

人事部長の都甲様は、長年採用に携わり、学生の中に潜む「意思決定の軸」を会話の中から感じ取ります。

「応募数が多い会社ではありません。でも私たちは、“興味を持ってくれた学生を一人でも増やす”ことを大切にしています。数を追うより、丁寧に向き合う採用をしたい。これは、第一技研らしいやり方なんです。」

ただし、課題はその“想い”を次の世代へ渡すこと。

「下畦には、説明会を一人で進行できるようになってほしい。また、デザインや見せ方にも関心を持ち、自分なりの伝え方を磨いていってほしいと思いました。私自身もその背中を見せながら、一緒に学んでいけたらと思っています。」兼務体制の中で、自身の後輩を育てる——。
その思いの延長線に、アトモニの野中との出会いがありました。

株式会社第一技研 人事部長 都甲様

地域の温度と“安心感”が支援の基盤に

アトモニのPM・野中が第一技研の支援に関わり始めたのは、約1年前。
広島出身で、地域企業の採用現場を知る彼女に、都甲様は言葉にしにくい安心感を覚えたといいます。

「東京や大阪の支援会社も検討しましたが、広島の空気を知っている野中さんなら安心できると思いました。そして、同性で年齢も近いこともあって、私の気持ちも、下畦の状況も自然と理解してもらえる。だからこそ、任せながらも信頼して見守れる関係が築けたのだと思います。」

野中は、会議室だけでなく実際の説明会や合説イベントや会社説明会の現場にも足を運びます。
「同じ景色を見に行く」ことを信条に、目の前の空気感から改善の糸口をつかむことができるからです。

「まだ言葉になっていない想いを感じ取るには、現場を一緒に見ることが大切です。 その上で“こうしたらもっと伝わる”を一緒に探す。私たちの伴走は、指導ではなく“育てる時間”なんです。」

当社 プロジェクトマネージャー 野中

できない理由より、“できる方法”を探せるように

採用担当の下畦様は、総務業務と並行して新卒採用を担当しています。
野中との対話の中で、“採用をどうすれば良くできるか”という考え方に変化が生まれました。

「以前は“できない理由”を考えてしまうことが多かったのですが、 野中さんと話すうちに“どうすればできるか”を考えるようになりました。会社説明会で学生と話すときも、自分の言葉で伝えられる場面が増えました。」

行動も変わりました。
保護者向けパンフレットを初めて配布し、学生との距離を縮めるためにカジュアル懇談会も実施。
「最初は緊張しました。でも、学生の反応を見ながら自分の話を組み立てられるようになってきたんです。少しずつ“会社を代表して話をしている”という実感も芽生えています。」

その等身大の姿勢が、第一技研の採用現場を着実に前進させています。

株式会社第一技研 採用担当 下畦様

伝え方と導線、そして投資の考え方も一緒に整える

野中の伴走は、伝え方やスライドの改善にとどまりません。
採用チャネルや広告予算の適正化にも踏み込みました。

大手媒体以外にも広告を出していた第一技研に対し、
直近3年の新卒入社実績を分析し、「どの経路が実際に入社へつながったのか」を可視化。
結果、効果が薄い媒体を整理し、関心度の高い導線に予算を集中する方向へシフトしました。

「応募数を増やすことだけが目的ではありません。 “興味を持つ学生を一人でも増やす”ことに投資の軸を戻しました。広告を減らすことよりも、“本当に届く採用”に絞り込むことが重要なんです。」

任せられるという実感、そして次の一歩へ

「最初は伴走が必要でしたが、今は下畦が自分の考えを持って動けるようになりました。学生の反応を見ながら語り方を変える姿を見て、“任せられる”と感じます。」

都甲様の笑顔には、安心と誇りがにじんでいました。
「押して引いて、見守る」その距離感の中で、確かに“育てる採用”が根づき始めています。

「その当たり前を、これからも丁寧に続けていきたいです。 将来的には、より多くの社員が採用に関わり、“みんなで人を育てる文化”にしていきたいですね。」

採用は「人を採ること」ではなく、「人を育てること」

「第一技研様のように、専任担当がいない環境でも、現場を見て一歩ずつ改善していけば、採用は必ず良くなります。私たちは、担当者の横で“判断の型”を一緒に育てる存在でありたい。同じ景色を見ながら歩くことが、アトモニの伴走の原点です。」野中の言葉には、“寄り添う支援”を超えた、人としての信頼関係があります。
同性で年齢も近い彼女だからこそ、都甲様と下畦様が自然体で話せた時間が、変化の種になったのだと思います。

これから:小さな一歩が、“文化”をつくる

採用は、専任がいなくてもできる。
応募が爆発的に増えなくても、“伝わる”採用はつくれる。

都甲様:「採用は、人を選ぶ場であると同時に、人を育てる場。その当たり前を、これからも丁寧に続けていきたいです。」
アトモニの伴走があったからこそ生まれた、“安心して任せられる関係”と“自分で語れる担当者”。
第一技研の挑戦は、採用の未来を静かに照らしています。


専任がいなくても、現場の温度を共有すれば採用は変わります。
アトモニは、同じ景色を見に行きながら、御社らしい“できる方法”を一緒に探します。まずは、説明会1回の振り返りから。
「うちも話を聞いてみたい」——そんな最初の一歩をお待ちしています。